

友達からよく「考えすぎ」って言われます。













- 仕事でミスをした時、先輩を怒らせてないかな、上司は呆れてないかな、同僚は影で悪口言ってないかなといろいろなことが不安になります。
- 彼のLINEの返信が異常におそかったり、なんだかいつもよりそっけなかったり。文章の雰囲気でわかっちゃうんです。それで心配になることが多くて。
- 大人数の飲み会が苦手なんですけど、陰で私の話をされるのが嫌で、行かなくても不安になるんです。



HSP(Highly Sensitive Person) とっても敏感な感性・感覚を持っている人のことで、5人に1人はいると言われています。恥ずかしがり屋・引っ込み思案・敏感さなどは「性格」だけでなく、神経システムにおける生物学的な差異も要因になっているという考え方で、心理学者エレイン・N・アーロン博士が提唱した概念です。
他人の気持ちを、自分の気持ちのように感じる共感力も持っているので、時にはしんどさの要因になることもあります。
自分が敏感であると自覚している人は少ない
まわりと同じように上手く生きられない、敏感だからこそ、強くなろう、頑張ろうと思ってよけいにツライ生き方をしている人もいます。
人前に出ることや、大人数のイベント、初めての場所、どれも苦手なのに「逃げ腰の自分はダメなんだ」と鞭打って飛び込み、うまく対応できずに落ち込む方も多いです。
できる・できないの前に、まずは自分の性質を知っておくことで、まわりと違うギャップを埋めやすくなります。
対応の仕方に工夫することで、で傷ついたり、落ち込むことが減ってきますよ。
わかりやすい「HSP診断セルフチェック」
長沼 睦雄 先生の著書 永岡書店出版
「敏感すぎて生きづらい人の 明日からラクになれる本」
P.52【HSPセルフチェック】をもとに、日常でありがちな例を使ったチェックテストを作りました。
23の質問のうち、あなたはいくつ当てはまるでしょうか。
HSP診断セルフチェック
✅1.自分のミスや、小さな失言のたびに、自分を責めたり、否定しがち ✅2.気になることがあったり、心配事ができると、グルグル考えて抜け出せなくなってしまう ✅3.周りの人の話し声や、他の部屋の雑音、小さな物音でも気になることがある ✅4.”人混みが苦手。満員電車に乗ると、自分がすり減ってしまう気がする ✅5.いつもどこか緊張していて、想定外のことがあるとすぐ焦ってしまう ✅6.大人数の集まりや飲み会が苦手。うちとけられない気がする ✅7.「考えすぎ」「頑張り屋さん」と言われるが、あまり自覚はない ✅8.怒り出してしまったら、落ち着くまでに時間がかかる ✅9.お店や日付など、自分で決めることが苦手。できれば相手に決めてもらいたい ✅10.昔の悲しい思い出や、つらかったことをふと思い出して落ち込むことがある ✅11.誰かに悪口を言われていたり、批判されているように感じることがある ✅12.カンがとてもするどい ✅13.自分の本音を言える友達が少ない。そもそも本音を言うことが苦手 ✅14.他人の希望を叶えようと努力しがち。他人を優先することが多い ✅15.相手が不機嫌だったり、怒っていたり、とても上機嫌だったりすると、自分の気持ちも影響される ✅16.「いいな」と感じた異性を好きになりやすい。恋人のことを考える時間が多い ✅17.LINEやメールの返信のタイミング、文章の雰囲気で、相手の本音がなんとなくわかる ✅18.小さな頃から、親の言葉の影響が大きかった ✅19.複数の仕事やタスクを同時に並行して進めることが苦手 ✅20.仕事や作業に集中している時、突然話しかけられるとびっくり仰天してしまう ✅21.初めての人に会ったり、知らない場所に行った後は、ぐったりしてしまう ✅22.化学調味料や、化粧品の添加物は気になるので避けるようにしている ✅23.いつも時間にギリギリか、少し遅れてしまう

HSPは病気ではありません。心の性質のことなんです。
当てはまる数が多いほど、HSPの性質を持つ可能性があります。
数は少なくても、極端に強い反応をする場合もあります。
だからと言って、


悲観するのではなくて、自分の傾向を知っておくことで日常を楽にするきっかけに使ってくださいね。
まわりがわかってくれないのは、あなたが嫌われてたり、コミュニケーションが下手なのではなくて、
まわりが気づかないことも感じられる「敏感さ」を持っているからなんだと、
自覚できたら、今までよりずっと心が軽くなりますよ。