HSP 誤解されやすい 印象が違う 本質をわかってもらえない HSS
NHK番組【あさイチ】「共感のつらさ 調べてみた」に出演しました。
9/11 (月)NHK番組【あさイチ】「共感のつらさ 調べてみた」に出演!
今回は
まわりから誤解されがちなHSP、とくに外向性HSPについてお話します。
HSP全員に当てはまるわけではないので、当てはまる人だけ参考にしてくださいね。
行動力のあるHSPにありがち
HSPでも好奇心旺盛、どちらかというとアクティブなタイプの人は
「明るくて、あまり悩まなそうだよね」
「しっかりしていて、気も強そうだよね」
「ポジティブで、行動的だよね」
まわりからはこう言われて、あまり悩まなそうに見られがちです。
でも、実際は真逆なんですよね。
心の中では、誰よりも悩むし、心配するし、ぐるぐるするし。
一般的に弱そうと思われる人より、ずっと苦しんでいるし、とことん落ち込んだりするですよね。
でも、悲しいかな、家族や友達でさえ、気づいてくれないのです。
HSPが理解されない理由
まわりから誤解されない理由を一言でいうと、HSPは普通の人では考えられないくらい周りに気を遣っているからです。
自分がどんなに辛くても、それを誰かに辛いと言ってしまうと、その誰かに心配をかけてしまう、負担を背負わせてしまう、それは本当に申し訳ないから、周りに迷惑をかけないように、せめて元気なふりをしよう。
これが、HSPがまわりから誤解されてしまう理由です。
人前では、誰よりも気を遣って言葉をかけ、ニコニコして明るく振る舞い、楽しそうに見せて、一緒にいるだけで場の雰囲気を明るくしようと心を尽くすHSPは、自分がしんどくても、悲しんでいても、その姿は見せずに、明るく振る舞おうとします。
自分のことは二の次なんです。
それよりも、周りに心配をか蹴たくないという気持ちの方が大きいんです。
とくにしっかりものの長女さんがHSPだったりすると、家族から「あなたはしっかりしてるから」「あなたは大丈夫よね」と言われて、どんどん強い子扱いをされて、でも本当はいつもビクビクして、怖くて、怯えていた。
気づけば妹や弟が可愛がられて、自分が甘える好きはどこにもなくなって、もう強い子を演じ続けるしかなかった。
大人になったら、人に頼れない、甘えないと言われて、可愛くないといわれるけど、今さら、甘え方もわからない…
というご相談もたくさん来ます。
その気持ち、すっごくわかります。何しろ、私がまさしくそのタイプでしたから。
五十嵐
HSPは傷つきやすい。まずは受け入れる
わかるわー、自分もそうだったーと思ってくれた方は、まず「自分が弱い人間であること」を認めてあげてください。
誰よりも傷つきやすいし、小心者だし、ビクビクしている。
それでいいんです。強いからいいってわけじゃないんです。肩肘張って大丈夫なふりをする必要はないんです。
だからと言って、すぐに弱音を吐けるようになるかと言ったら人によっては難しいかもしれませんが
まずは、弱い自分を認めてあげてほしいなって思います。
いままではきっと、そんな自分が嫌で見ないふりするか、もっと強くなろうとしていたのではないでしょうか。
そしてもうひとつ。
そもそも、自分は誤解されやすい人間なんだということを受け入れると、楽になります。
もしかしたら、今までは「どうしてわかってもらえないんだろう」
「私はみんなが思うほど強くないし、明るくもないのに…」
「わかって欲しい!」ってイライラ、ヤキモキしていたかもしれません。
でも、人は自分が見たいように、相手を見ます。
なぜだか理由はわからないけど、っていうか今まで頑張ってきたオーラが出過ぎて、どうしてもしっかり者に見られてしまうのは、仕方がないんです。
だからこそ「自分は強く見られがちなんだ」ということを一回受け入れてしまいましょう。
そして、距離が近くなった時に「実はね、私って小心者なんだよねー」とか「ポジティブに見えるけど、ネガティブなんだ」って自分から、説明してみることをおすすめします。
相手は驚くかもしれませんが、「へー、そうなんだ。意外だね」って受け入れてくれるはずです。それ以上でも、以下でもありません。
HSPがやってはいけないこと
問題は、「誤解されるのが嫌だ!」と思ったまま、自分からは何も言わず、察してもらうことを待ち続けることです。
これでは一生、相手は自分の本心に気づいてもらえません。それでヤキモキするくらいなら、自分で説明してしまったほうが、スッキリするし、相手も理解しやすくなるはずです。
「HSPは誤解されやすい」だからイライラする!ではなくて
「誤解されやすい」
でも、言葉で説明することはできます。
もしかしたら、ギャップ萌えで相手と心の距離が近づくかもしれません。
よかったら意識してみてくださいね。
音声動画でも配信しています。よかったら2倍速で聞き流してくださいね。