摂食障害の子供の接し方。傷つけないために、言ってはいけない言葉
NHK番組【あさイチ】「共感のつらさ 調べてみた」に出演しました。
9/11 (月)NHK番組【あさイチ】「共感のつらさ 調べてみた」に出演!
摂食障害の子達に、絶対に言ってはいけない言葉があります。まわりは軽い気持ちで言っても、本人たちの心は深く傷ついてしまうのです。
こちらの記事を読んでくださった、摂食障害の娘さんを持つお母様からのご相談が増えています。 摂食障害(特に過食嘔吐)をしている、一番の理由はなんだと思いますか? そう、「太りたくない」です。 ダイエットのための食事制限が、摂食障害にまで発展してしまった本当の理由は、もっと心の奥深いところにありますが、本人が自覚しているのはとにかく「太りたくない」「痩せたい」なのです。 ・・・ということは、何を言ってはいけないか。わかりますよね? 「太った?」 「むくんだ?」 「丸くなった?」 この言葉は絶対にご法度です。「ちょっと」とか、「少し」というクッション言葉をつけてもNGです。 特に過食嘔吐をすると、顔がむくんでしまう人が多いので(五十嵐は丸顔がさらにパンパンになってました)、まわりから「むくんだ?」と言われがちです。 そうすると本人の心境は「昨日、全部吐いたはずのなのに、吐ききれなかったのかな」と不安になってしまうのです。さらにそれがストレスになって、また夜の過食とむちゃな嘔吐につながってしまうのです。 「摂食障害の子供に栄養をつけてあげたい」食事を用意する前に、こちら記事を読んでください。 五十嵐は、実家に帰るたびに父から「また太ったな!」「まったくデブなんだから」と言われたり、母から「少し丸くなった?」と言われるのが嫌で、帰省するのを控えていたことがあります。実家に行った後は、過食嘔吐がひどくなってしまうのです。 もちろん、親に悪意なんてないのはわかっています。でも、心が暴走している状態では、些細な言葉にも反応してしまうんです。 周りからすれば、大して変わったと思っていないし、ふとした一言でしかないんですよね。でも、太りたくない、痩せることに過敏になっている本人にはその一言で、大きく傷ついてしまうということ、知識として知っていただけたら幸いです。 摂食障害のお子さんをお持ちのご家族や、症状を知っているお友達は、できるだけ体型に関わるネガティブな言葉はかけないよう、注意してあげてくださいね。 こちらも知っておいてください。 摂食障害 過食嘔吐に関する記事は、こちらからご覧いただけます。
摂食障害に苦しむ子達の気持ち
摂食障害の子供に言ってはいけない言葉
「太った?」と言われるのが嫌で、実家に帰らなかった
摂食障害 過食嘔吐の記事まとめ