求人サイトに<経験者募集>の文字を見つけた時、「はい、私はダメ」と諦めたことないでしょうか。
でも、それは少し気が早いかもしれません。実は<経験者>が必須でないこともあるんですよ。
五十嵐
退職したい、違う仕事をしたい、でもスキルがなくて他の業界に飛び込む自信がない方へ。
転職を諦める前に読んでほしい、<経験者募集>の意味についてお話します!

目次
<経験者募集>と書いてある理由
これにはまず、求人広告を出す会社側の状況を考えると、簡単に種明かしができます。
会社は「人手が足りていない」のです。10人の部署なのに9人しかいない。
その人数で仕事をまわすのは結構大変ですよね。
部下からも「早く、誰か採用してくださいよ!」と急かされている状態なんです。
そこで、ハローワークや、求人サイトに求人広告を出します。
広告には、職種や仕事の内容、勤務時間、給与体系を書く欄が設けられています。
そこに<経験者のみ・未経験者歓迎>にチェックをつける選択欄があったら・・
あなたが採用担当者だったら<経験者>が来てくれた方が、即戦力になってくれそうな気がしませんか。
教える手間も省けるし、会社にプラスになるかもしれない。
「経験者が来てくれたら助かるなー」

<未経験>より<経験者>が欲しい。でも、もっと欲しいのは・・・
- 接客業の未経験者
- 他のホテルで働いていた経験者
- 明るくて、人当たりのいい未経験者
- 暗くて、やる気を感じられない経験者
だったら・・・
未経験者が採用される確率はグッと高くなると思いませんか。
その業界や、会社に合う人材って履歴書だけではわからない部分が多いのです。
そのため「未経験ですが、御社に興味があるんです」と応募してみる価値は十分にあるんですよ。
会社側としては、何よりも「やる気のある人」を求めていますからね。

人事担当者は現場を知らない。まずは聞いてみないと始まらない
ハローワークや、派遣会社に登録している場合は、会社との間に「人材派遣会社」が入ります。
大きな企業の正社員なら「人事担当者」が入ることが多いですよね。
「人材派遣会社」は、求人広告の条件通りの人材を紹介することが役目でもあります。
でも、実際の現場を知らない人がほとんど。
紹介者が「書いてある条件に当てはまらないから、難しい」と言われても、実際の現場では「求人広告が全てではないんだよ!」と言われることだってあるんです。
だからこそ、興味のある会社を見つけた時。自分が条件に全て当てはまっていなくても
「ダメ元でいいので、話だけ聞いてもらえませんか」
問い合わせてみる価値、は十分にあるのです!!
五十嵐
今までの自分に価値を見つけ出すことが大切
以前、SEだった女性から
「事務職に転職したいけど、経験者ではないため転職が難しい」というご相談をいただいたことがあります。
事務職の求人票には<経験者募集>と書いてあることが多いので、彼女は諦めようとしていたんです。
- エクセル、ワードを使って書類作成ができること。
- 電話や来客の応対、社会人としての常識があること。
特殊な業界でない限り、求められる最低限のスキルって上記のような内容だと思うのです。
- パソコンスキルは専門分野だったので問題ありません
- 企画書、報告書等の作成も経験がありましたし
客先との打ち合わせもしていたので、
- 電話応対、社会人としての常識も持ち合わせています。
こう考えると<事務職の経験>よりも、高いスキルを持っているんですよね。
事務職は未経験でも、求められるスキルを分析してみたら、充分満たされていることがわかったのです。
このアドバイスを聞いて、自信がついた彼女は見事、事務職に採用されました。
五十嵐
- 何か1つでも、経験者より秀でているスキルがある
- 経験はなくても、求めているスキルの6、7割は他の職種で経験済み
- 経験はなくても、この業界でやっていけそうと採用側が認めた
- とにかく人が足りないので、やる気があれば採用したい
<経験者>ではなくても、採用される可能性は十分にあるんですよ。
最終的に、会社が求めるもの
仕事にスキルは大切ですが、それよりも見られるのは<人>です。
その会社で働きたい、業種に興味がある、自分らしい働き方をしたい
前向きな思いがあれば、あなたの思いを受けとめてくれる会社がきっとあるはずです。
どうか求人広告の<経験者募集>にひるむことなく、あなたが興味のある会社に問い合わせてみてくださいね。
新しい未来が開けるかもしれません!!