無理しがちなHSPさん必見!大人の心と、子供の心
NHK番組【あさイチ】「共感のつらさ 調べてみた」に出演しました。
9/11 (月)NHK番組【あさイチ】「共感のつらさ 調べてみた」に出演!
無理をしているつもりはないけど、まわりからは「無理しすぎだよ」「もう少し、休んだほうがいいよ」とよく言われます。
でも、私はまだまだ、足りていない。もっと頑張らないと…と頭では焦る自分がいる。それなのに、体力が追いつかなくて、結局途中で疲れきってしまうのです。
気づけば、休日は家から出られないほどぐったりしていたり、会社を休んでしまうこともありました。
自分では頑張っているつもりだけど、思うような成果が出ない。まわりと比べてできない自分を責めてしまう。この繰り返しでした。
五十嵐
「頑張り屋さん」と言われるけど、自覚がないHSPさんへ、少し耳が痛いけど貴重な本をシェアします。「頑張る」ことへの意識が変わるはずです。
自衛隊のメンタルヘルスの教官が、心のエネルギーの上手なマネジメント方法、心身を疲れさせずに整える術を実践的にアドバイス。HSP向けとは書いていませんが、ストレスを溜めやすいHSP気質が知っておきたい、貴重なヒントが満載です。[/enclose]
我慢する、一人でやる、あきらめない教育
私たちは子供の頃から「我慢する」「あきらめない」「全部やる」「一人でやる」ことが良いと教育されてきましたよね。
真面目で繊細なHSPは、大人の要望を察することが上手なので、教えられたことはきちんと吸収して守ってきた人が多いと思います。
自分に厳しく、今の自分に満足してはいけない。
いつの間にか刷り込まれたこの観念も、どうやら「教育」の賜物だったのです。
でも、これが大人になって自分の首を締める原因になってしまうなんて、考えたこともありませんでした。
「ガマン」と「努力」は、子供の心の強さ
子供の頃、ガマンをすれば褒められ、努力をすれば上手くいくし、褒められる経験を重ねてきました。
成功体験を重ねれば、人はそれをいいものだと信じて続けますよね。
ところが本書では、これを「子供の心の強さ」だと教えてくれています。
大人になると、体力・知力の飛躍的な伸びはない。そうなると、少し違うタイプの心の強さが必要になる。それが「大人の心の強さ」だ。
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えー?我慢と努力だけじゃダメなの?!
五十嵐
大人と子供では、求められるものが違う
小さい頃、大人や学校から求められたのは「成績がいいこと」でした。でも、大人になってから評価される人って、「仕事ができる」や「空気を読む」「要領良く生きる」タイプですよね。そのほうが、昇進も早いし、結果も出しています。
優等生だけが取り柄だった私は、社会に出て不平等な現実をつきつけられました。
- 努力だけでは、乗り越えられないことがある
- 社会や、会社は理不尽なことであふれている
- 人生は最初から不平等にスタートしている
なんだか中2病みたいな話ですが、これって誰でも一度は直面したことのある現実ではないでしょうか。
繊細なHSPにとって、自分が持っている武器が通じないのはダメージが大きく、自分はダメなんだと思う材料になりがちです。
一つ一つの課題には、試験のような○×ではなく、状況に応じて柔軟に考え、バランスを撮っていかなければならない。
こんなの、学校では教えてくれませんでしたーー!
「大人の心の強さ」は、自覚と自己愛
では、「大人の心の強さ」ってなんなのでしょう。それは、
今の「自分」を愛し、認め、上手に使いこなす能力だと教えてくれています。
なんだか、耳が痛い話です。自分を愛する?認める?さらには自分を使いこなすなんて、客観的視点も必要になるじゃないですか…
誤解を恐れずにいいますが、これってHSP気質には苦手分野だと思います。HSPさんの多くが
- 自分に自信がなくて
- 人と自分を比べがちで
- 自分の価値を知らない
という性格が多い傾向にあります。私も、まさしくこのタイプでした。だって、他人の考えていることが、バンバン意識に入ってくるんですもの。周囲がよく観察できる分、すぐに他人と自分を比べてしまうのです。
人と自分を比べて、自信がなくなりがちですしね。。。
でも、もしですよ。
本書が言うとおり、「頑張っている自分」を認められとしたら、もっとやらなきゃ!と焦ることもなくなります。
さらに、等身大の自分を知ることができたら、あらかじめ「ここまでできる」「これ以上は無理」もわかるので、ぐったりするまで自分を追い込むこともありません。
なによりも、自分を愛することができたら、他人と比較して落ち込んだり、無理して頑張ることもなくなります。
はぁー、まさしくHSPに必要な心の強さですね!
五十嵐
今の「自分」を愛し、認め、上手に使いこなす能力
まさしく、HSPに必要な能力ですよね。
真面目で、まっすぐで、がむしゃらなのもいいですが、猛ダッシュして壁にぶつかって、ぐったりするのを繰り返していたら「子供の心」と言われても仕方ありません。
大人になってからの時間は長いです。自分を上手に使いこなさないと、途中でガス欠するし、重要なところで力も発揮できません。
「子供の心の強さ」も上手に生かしつつ、長期戦を戦える「大人の心の強さ」も身に付けていきたいですね。
もっと詳しく知りたい方は、ぜひ本書を手に取ってみてください。