相談にのると親身になりすぎて疲れる HSP
NHK番組【あさイチ】「共感のつらさ 調べてみた」に出演しました。
9/11 (月)NHK番組【あさイチ】「共感のつらさ 調べてみた」に出演!
友達からの悩み相談を聞いて、ぐったりしたことはありませんか?
察することが得意なHSPは、相手が求めている言葉や、喜ぶことを汲み取るのも得意です。
相手に細やかに気を使えるので、人から好かれることも多いです。その反面、気を使いすぎて自分が疲れてしまうというご相談をたくさんいただきます。
相談されると、自分が答えを出そうとする
友達からの恋愛相談、親からの家庭の相談、彼や夫からの仕事の愚痴。
相手は「ただ、喋りたいだけ」「話してスッキリしたい」から、困りごとや相談をしているだけ。ただ、なんとなく聞いてほしくて、話しているのです。
でも、HSPはそうは受け取りません。
話を聞いたからには、私が解決してあげなくちゃ!
相手が抱えている悩み(重い荷物)を自ら受け取って、自分の荷物として抱えしまうのです。しかも、それが一つだけでなくて、違う友達の荷物も、後輩の荷物も、さらには家族のぶんまで、代わりに答えを出そうと考え始めてしまいます。
多くの荷物を背負って。気づけば自分がどんよりと落ち込んでいる。でも、当たり前にそれをやっているので、どうして自分が落ち込んでいるかよくわからないこともあります。
なぜかわからないけど、なんだか最近ぐったりする…
これは、他人と自分の境界線を引くことが苦手というHSPの特性が影響していす。
察するのも、エネルギーを使っている
ただでさえ「察する」ために、無意識にエネルギーを使っているのに、相手が落ち込んでいたり、助けを求めていると、いつもの数倍、気を張って聞いてあげようとします。
これが相当、エネルギーを使うのです。
自覚してないんですけどね
五十嵐
なので、他人の悩み相談や、落ち込んだ話を聞くと、相手と同じもしくは、相手以上にぐったりと疲れてしまうことがあるのです。
- 自分が引き受けても、根本的に解決できない。
- 相手は、自分に解決して欲しいと思っていない。
- 相手は、話を聞いてほしいだけなんだと意識する。
よく「私は人からの悩み相談をされるから、カウンセラー になろう」とするHSPさんがいらっしゃいます。
でも、カウンセラー になってもお客様の悩みを「背負ってしまう」ので、自分が潰れてしまう方がたくさんいらっしゃいます。自分と他人の線引きは、カウンセラー になる前に身につけなくては大変なことになるので注意が必要です。
私はセッションでしっかりと答えを導き出しますし、疲れないんですよ。
五十嵐