むかつく!!怒りが止まらない!そんな時、あなたならどうしますか?
NHK番組【あさイチ】「共感のつらさ 調べてみた」に出演しました。
9/11 (月)NHK番組【あさイチ】「共感のつらさ 調べてみた」に出演!
突然ですが質問です。
・あなたは、短気なほうですか?
・それとも、気が長いほうでしょうか?
最近、別の場所で2人の方から「アンガーマネジメント」
というワードを聞いたので、今日は「怒り」についてお話していきます。
1人目は、友人からでした。
五十嵐さんは、アンガーマネジメント講座とかできるの?
最近、友人のことでとても腹が立って大げんかして、とっても後悔しているとのこと。
私、短気だから「怒りのコントロール(アンガーマネジメント)」ができるようになっておいた方がいいかなと思ったんだ。
そこで、友人でもあり、カウンセラーでもある私に打診してくれたのです。
でも残念ながら、私の答えは「NO」
ライセンスを持っていないので、講座をすることはできません。
正直なところ、個人的には・・・
テクニックを使ってまで、沸き立つような怒りをコントロールするのは
結構しんどいんじゃないかなぁって思うのです。
具体的に言うと
「怒りが爆発する」という言葉があるように
「キーーーッ!!」となった時って
顔が赤くなるほど体じゅうの血が沸き立って
心の中の火山が爆発するような状態になりますよね。
その時に出てくる暴言や、態度は
火山から溢れ出たマグマのようなもの。
おそらく、怒りのコントロールって
このマグマが外に吹き出して、他人に飛び散らないように
自分の中に収めるテクニックだと思うのです。
でもこれって・・・
火山が爆発した瞬間、マグマが外に吹き出さない対策をして
自分の中に閉じ込めて鎮火させることですよね。
怒り(マグマ)が収まるまで
自分の中で燃えたぎるマグマを処理しなきゃならないんですよね?
うーーーん・・・
怒るたびに、自分の中が火傷して苦しそうに感じるのは、私だけでしょうか。。。
五十嵐
個人的には、喜怒哀楽、全部大切な感情だと思っているので
「怒りたい時は、怒っていい。」と思っている五十嵐です。
怒りをコントロールして沈めようとする理由は
「怒り」=「悪いもの」
「怒った自分」=「ダメな人」
っていう公式ができているから
「怒った時」→「自分がダメだ」
「怒らないようにする」→「アンガーマネジメント!」
なんですよね。きっと。(違っていたらゴメンナサイ)
確かに、職場の上司や取引先には、ぜひとり入れて欲しいテクニックですが(私、怒られたくないので)
もし自分自身だったら・・・
吹き出す怒りをコントロールするよりも
怒りの元になっている、火山を小さくする方がラクだなって思うんです。
だって、活火山の噴火のように、いつも怯えながら
噴火するたびに「消化だー!」って消防隊総出で、火消しするよりも
火山そのものに落ち着いていただいて
噴火しない山になってもらうほうが、自分も周りもラクだと思いませんか?
え?「そんなこと簡単にはできない?」
ですよね・・・
五十嵐
確かに1人では難しいかもしれないけど
五十嵐のカウンセリングスタイルでは
「表面の感情」をなんとかするよりも
「感情の元」が何かを探して消化(昇華?)させることを重要に考えているんです。
お客様には特別な難しいことはお願いしません。
〇〇テクニックとかも使いません。
普通の会話をしながら、
五十嵐が怒りの元を見つけていくだけです。
毎回、怒りを鎮火させるるよりも
そもそも、怒らない生活の方がラクだと思いませんか?
五十嵐
話が戻りますが、
「アンガーマネジメント」というワードが出た
2人目は、セッションを受けてくださったお客様でした。
子育てのことで悩んでいて、
子供に怒ってしまう自分をひどく責めていらっしゃったんです。
アンガーマネジメント講座も受けました。
でも、結局イライラする気持ちは湧き上がるし、テクニックだけでは簡単にはおさまりません。そんな自分が嫌で…
テクニックで怒りが鎮まるくらいなら、世の中で虐待なんて起きないと思います。
「怒る自分」=「ダメな母親」
という公式のもと、苦しんでいらっしゃった彼女。
怒りをおさめようと、努力も勉強もされていました。
本当は子供に優しくしたいと願う、とっても愛情深いお母様だったんです。
セッションでじっくりとお話を聞いていくうちに、
怒ってしまうのは
×言うことを聞かない子供ではなくて
×怒ってしまう母親自身でもなくて
原因は違うところに見つかりました。
詳しいお話はここでは控えますが
この、怒りの元を手放していくことが
本来の「根本的な怒り」の沈め方なんです。
心の奥深いところにある怒りの元。
自分ひとりで気づけないのは仕方がありません。
学校でも、書籍でも教えてくれないですから(T T。
ただそのままにして
一生、くすぶり続ける怒りの炎と格闘するよりも
一定期間、怒りの元になっていることの消化作業をしたほうが
数年後の自分がラクになると思いませんか。