カウンセラー養成スクールの罠?HSPが騙されやすい理由とは
こんにちは、HSP革命塾 主宰・心理カウンセラーの五十嵐かおるです。
最近、「カウンセラーになりたい」「心理学を勉強してみたい」という方から、たくさんご相談をいただきます。私自身も18年前、同じ気持ちで心理の道に入りました。だからこそ、これから学びたい人を心から応援したいと思っています。
ですが先日、Instagramで少し“危ないな”と感じる投稿を見かけたので、今日は 「HSPがカウンセラーを目指すときに気をつけたいこと」 をお話しします。
HSPの「生きづらさ経験=カウンセラー向き」は本当?
ある心理系アカウントで、こんな発信がありました。
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生きづらさを経験している人は人に寄り添える
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心の痛みがわかるからこそ悩んでいる人を救える
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だからカウンセラーに向いている
一見すると、確かにその通りです。痛みを知る人ほど、相手の気持ちを深く理解できます。
ただ、その投稿のコメント欄には…
「私もカウンセラーを目指します!目から鱗でした!」
と感化されて、勢いでスクールに申し込もうとしている人がちらほら。ここで私は、とても心配になりました。
心の傷が癒えていないままカウンセラーになるのは危険
よく考えてみてください。
心の傷を抱えたままカウンセラーを目指すのは、高熱の医師が患者さんを診察するようなものです。
フラフラな先生に診てもらいたくないのと同じで、まだ心の傷がうずいている人に悩みを話すのは、相談者側がとても負担になります。
さらにそのアカウントを調べると、LINE登録後はカウンセラースクールの案内が…。
つまり、「教える側は儲かる仕組み」になっているのです。
受講生は心のケアが終わらないまま、“アドバイスの型”だけを丸暗記してしまう。
これでは、現場に出たときに確実に潰れます。
心の傷は時間では癒えない。放置すると「冷凍保存」される
体の傷は時間とともに自然治癒することがあります。しかし心の傷は違います。
心の傷は、治療しなければ“冷凍保存”されます。
何年も忘れていたはずなのに、ちょっとした出来事をきっかけに突然うずくことがあります。
だからこそ、
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心を癒す
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自分の感情を理解する
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無意識のクセを整える
この土台づくりは、カウンセラーを目指す人にとって欠かせません。
「まずは自分を満たしてから」だからこそ、良いカウンセラーになれる
HSP革命塾にも、
「カウンセラーになる前にまず自分を癒したい」
「本質的な心理学をちゃんと理解してから人を支えたい」
という方が多くいらっしゃいます。
自分が満たされてこそ、初めて“本当の意味で”人を支えられるようになる。
その姿勢がある受講生は、必ず素晴らしいカウンセラーになっていきます。
SNSの「心理発信」はHSPには危険。
InstagramやYouTubeは便利ですが誰でも簡単に“心理っぽい発信”ができてしまう時代です。
その中には、正しい知識もあれば、危険なアドバイスもあります。
特にHSPさんは素直で、人の言葉を「丸ごと信じてしまいやすい」傾向があります。
だからこそ、SNSの情報は一度立ち止まって、「本当に正しいのかな?」と自分の頭で判断することが大切なのです。
実は私も18年前、同じ落とし穴にハマりかけた
偉そうにこんな話をしている私ですが…
実は18年前、まったく同じ落とし穴にハマりかけていました。
その経験があるからこそ、今日あなたにこの話を伝えています。
次回は「私がどんな落とし穴にハマりかけたのか?」そのリアルな体験をお話ししますね。お楽しみに。
カウンセラーになる前に知っておくべき事実▶︎https://epifa-miya.com/archives/10112
