HSP…とは逆も大変。人の気持ちがわからない
NHK番組【あさイチ】「共感のつらさ 調べてみた」に出演しました。
9/11 (月)NHK番組【あさイチ】「共感のつらさ 調べてみた」に出演!
人の言動に敏感過ぎるHSPは、「生きづらさ」を感じることがよくあります。
空気読みすぎて、居心地悪い。
人の気持ちを察し過ぎて、しんどい。
気を使い過ぎて、疲れる。
「もっと、鈍感になれたらラクなのに…」と思ったり。
でも、持って生まれた感性は簡単に変えることはできないんですよね。
だからと言って、鈍感なお方も同じように大変そうです。
なぜかというと、その真逆な感性をお持ちの人が目の前にいまして。夫です。
私ほどではありませんが、夫なりに「生きづらさ」を感じて落ち込んでいる時もあります。
夫の場合、
人の気持ちがわからなくて、困る
空気が読めなくて、あとで後悔する
気が使えなくて、相手に怒られる…等々
敏感過ぎるHSPとしては羨ましいかぎりですが、そうでもないらしいのです。
先日も
上司に叱られた後「もう帰っていい」と言われたけど、それは本音なのか、怒りなのかわからず、帰っていいかわからなかった。
仕事でわからないことがあっても、自分の感覚に自信がないから「わからない」が言えなかった。
わからないまま、なんとなく仕事を続けたら、さらに叱られた。
取引先に言ってはいけないことに気づかず、全部言ったら上司に叱られた。
ううん…
HSPなら、言葉どころか「空気」だけで状況を読むようなシーンでも、鈍感な夫は話を聞いても、相手の考えていることはわからないから余計に混乱するんだとか。
これはこれで、生きづらそうです。泣
HSPを自覚している私としては、「感度」のボリュームを下げたり、「気づかない」フリをして、非HSPの社会で生きる調整ができるのですが、
そもそも「気づけない」鈍感な夫は、調整したとしても「敏感」レベルを上げることはできないのです。
例えるなら、音に敏感な人が、聞こえすぎないように耳栓をすることはできるけど、
音が聞こえにくい人が、聞こえるようにするのは無理な話。(補聴器とかの機械は別として)
みんなは聞こえている世間の会話が、自分だけ聞こえない常態。
努力や工夫じゃ、どうしようもできない。
うむ、、、
そう考えると、鈍感な夫のほうがかわいそうに思える時がある。泣
私:「上司に「わからない」って言えばいいんじゃない?」
夫:「う…、怖くて言えない」
私:「言わないほうが、後々こじれるよ」
夫:「いや、でも伝える自信ない」
相手の気持ちがわからない夫としては、何を考えているかわからない他人に、自分の思いを伝えるのは暗闇を手探り出歩くような不安。
敏感過ぎるのも、
鈍感すぎるのも、
それはそれで「生きづらい」みたいです。
長くなったので、鈍感な夫とのコミュニケーションや、夫のフォローはまた後で書きます。