カウンセラーの選び方 カウンセラーは悩みがなくなる?
NHK番組【あさイチ】「共感のつらさ 調べてみた」に出演しました。
9/11 (月)NHK番組【あさイチ】「共感のつらさ 調べてみた」に出演!
前回記事の続きです。カウンセラーはみんな幸せなのか?そうじゃない人もいる理由について。
カウンセラーの中には、自分の家庭がうまくいってなかったり、仕事やセミナー三昧で家庭をかえりみない人や、Wワークの人は職場の人間関係に問題抱えてたり、自分が不倫してたり、恋愛の悩みを抱えていたり、、
いやぁもう、書き始めたらキリがないくらい出てきますよ。汗
カウンセリングを受けたほうがいい、カウンセラーの方。
カウンセラースクールも、心理系の学校も星の数ほどあるから何が正しいとは言えません。
でも私は「カウンセラーが幸せであること」はカウンセラーとしての責任だと思ってます。
お医者さまが怪我してたら、患者さんを見てあげられないでしょう。
健康に問題があるほど太っている人が、ダイエット指導するのは怪しいでしょう。
お肌ボロボロのひとの、エステ受けたくないでしょう。
それと同じ。自分の問題をクリアできてないカウンセラーのカウンセリングって、ただの「いい話」にすぎない。
でも、そんなカウンセラーはたくさんいます。
というか、人の問題を見ることで、逃げる手段に使ってるんじゃないかな。
そういうカウンセラーって、表向きはリア充ぶちかましてますが、クレームが多かったり、炎上しがちです。
あと、やたら目立ちたがったり、承認欲求強い人は、たいてい自分の問題を隠してますね。
宣伝ではないですが、私が学んだ神戸メンタルスクールは、カウンセリング技法よりも先に「自分の問題と向き合うこと」を重要視してくれました。
結局、お客様になってくださる人は「過去の自分」である可能性が高いから。
そのため、自分の問題をクリアできると、その筋道と紆余曲折と苦しさを身に染みてわかるんです。だからこそ、超絶ホンモノの共感ができるんです。もちろん、その人にしかわからないクリアの仕方もわかる。
テキストだけ、練習だけで学んだカウンセラーの比じゃないんですよ。
鼻水と涙ボロボロ流して、見たくないものと向き合う苦しさも知って、自分が乗り越えて来た経験に加えて、それらを冷静に分析する知識もつく。
そのおかげか、同業者と少し仲良くなると、その人が本物かどうかわかります。(←性格悪い笑)
先日「カウンセラーに思い出したくない過去を話したけど、つらいだけだった」というお客様がいました。
それって、麻酔なしで手術して傷口治すどころか、閉じてもないじゃん!ってゾッとしましたよ。そういう人がいるんですね…
あと「カウンセラーに相談したら、インナーチャイルド(イメージワーク)されたんですけど、問題とズレてて引きました」という話も…
プロじゃなく、一般の方に気づかれるレベルですか…
インナーチャイルドワークって、結構簡単に涙してもらえるので「カウンセリングやった感」「やってもらった感」出やすいんです。
だからこそ、すぐにインナーチャイルドやるのは、
ただの「やりたがりカウンセラー」だと思ってます。笑
技法を使う前にお客様の話をじっくり聞いて、本当は何が苦しいのかを細部まで分析したり、どんな思い込みがあるのか一緒に探したり、どんな未来が幸せなのか?
心の奥に眠っているものを掘り起こしたり、もう聞いたり山ほどあると私は思ってます。
正直なところ、2,3分話を聞くとお客様の全体像は見えるのですが、いきなり解決に迫られたら「押しつけ」にしか感じません。
私は「お客様に納得してもらうこと」が大切だと思ってます。
すみません、気づいたら「カウンセラー」の愚痴になってました。汗
私もカウンセラーなんですけどね。もう名前から変えたい。笑
この話「本物のカウンセラー」なら、きっとめちゃくちゃ共感してくれると思うんです。
最後に注意ですが、カウンセラーになったからと言って「悩み」は消えません。
でも「悩みの質」は変わります。
もし、カウンセラーで「悩みがない」という余裕ありまくりの人はぜひ、寄付とか政治とか世界情勢に向き合って欲しいものです。