クリスマスの切ない思い出
NHK番組【あさイチ】「共感のつらさ 調べてみた」に出演しました。
9/11 (月)NHK番組【あさイチ】「共感のつらさ 調べてみた」に出演!
メリークリスマス
今宵はちょっと独り言。
忘れもしない、13年前のクリスマスイブ。
だだっ広いオフィス。
夜の22時。
いつもなら半分以上
明かりがついている時間。
人の話声もまだまだ聞こえる時間。
・・・なのに。
あの日だけは、
いつもは遅くまでいる上司たちが
スッと姿を消し
「何も予定ないー」と言っていた
同僚たちも、そそくさと帰宅。
「彼女なんていないっすよー」
嘆いていた後輩たちも気づけばいなくなっていた。
照明が消えた
だだっ広いオフィスに私1人。
真上の蛍光灯が
スポットライトみたいに、
一人ぼっちの自分を照らす。
予定がないからと本気で残業してたら
本当に1人になってしまった夜。
ふと外を見ると
水道橋の11階から見える夜景は
とってもキレイで。
近くのホテルにある
クリスマスのイルミネーションが
チカチカと光っていて。
「自分以外の人たちはみんな
クリスマスなんだなー」
まるで違う世界みたいに見えた。
「私って、ほんと1人だ…」
クリスマスっていつも1人。
ていうか、何年も彼氏いないし。
ずっと、こうだったらどうしよう。
「いつか、この光景が【思い出】だったと
言える日が来ますように。」
そう願った13年前の夜。
今年は、、、
「クリスマスはどこに行っても
混んでるし、高いから
とりあえず家にいよう!」
「さんせい!!」
夫と満場一致で
【予定を入れない】という予定が決定
結婚5年、記念日に興味ない夫婦
(出会った日付も忘れてる)
全然、寂しくないし
誰のことも、なにも羨ましくない。
「こんな時が来るんだよ。」
ふと思い出した13年前のクリスマスイブ。
あの日の私に教えてあげたい
そう思えるようになったのは、心理学のおかげ。
1人の人も、誰かと過ごす人も
素敵な夜になりますように。