会社に行きたくない、やる気が出ない、毎日がしんどかった本当の理由は別にありました

20代、キャリア志向だった頃。努力だけは惜しまずに頑張って働いていた私は、異例の派遣社員から正社員に採用。長年の下積みが実って、これからが本番というステージに立てたのに、毎日がつらくて、重くて、自分ではどうしようもできなくなっているのに気づいてしまったのです。

その原因はきっと、自分が仕事ができないせいだ。もっと要領よくやれれば、もっと賢くなれたら、仕事が楽しくなるはず。毎日も、もっと軽くなるはずなんだ!と思って、当時学び始めたばかりの心理学の先生に、「仕事ができる人間になりたい」と真顔で相談しに行きました。

人に頼らなかった私の、初めての人生相談

「先生、わたし会社に行くのがしんどいんです。どうしたらもっと、仕事ができるようになりますか?」

「君はどうしてそんなに仕事を頑張っているの?」

「えっと・・・お金を稼がなきゃならないから。親は頼りにならないから、自分の力で生きていかなきゃならないんです」

「ご両親からそうしなさいと言われているの?」

 

先生に聞かれて、小さな頃から「手に職をつけなさい」と言われて育ったこと、父親は稼ぎが少なく頼りにならないこと、母親は家事とパートと子育てでとっても大変そうだったこと、大変な家なのに、妹は親に甘えっぱなしで見ていて不安になること・・・

 

「だから、私がしっかりしなければならない」

 

20代なのにお洒落もせず、アフター5は合コンじゃなくて、仕事の第2ラウンドだと思っていること。まわりの同僚よりも残業し、人一倍頑張っているつもりなのに、全然成長しないこと。

気づけば愚痴のようにツラツラと、自分の不満や不安が口をついて出てきていました。

 

黙って私の身の上話を聞いてくれた先生が、じっと私を見つめてきます。

受講会場は静まり返り、まわりで聞いていた受講生たちは、ひととおり話が終わった私と、困ったように私を見つめる先生を交互に見比べながら、次の言葉を待っているのでした。

 

先生が言った、意外なアドバイスとは?

仕事ができない理由は、きっと心に何かひっかかっているからだ。それを取り除けばきっと、今より器用に仕事ができるようになるはず…学び始めたばかりの、心の仕組みに期待した私は、魔法の杖みたいな、心に効く呪文(ドバイス)もらえることを期待していました。

でも、先生が言った言葉は、私の予想とは全く違うものでした。それは・・・

 

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「あのさ・・・

 会社、辞めちゃえば?」

 

「はぁぁ・・・???

 いや、だからその私、会社は辞められる状態じゃなくて、だからどうやったら仕事ができるようになるか知りたいんですけど」

「だってさ、ツライんでしょ?心がもう無理って悲鳴あげてるでしょう。

 そのまま頑張っても延命治療みたいなものだと思わない?」

「・・・・・・」

 

私が聞きたいのはそんなことじゃないと思いつつも、認めたくなかった本音をズバリ言い当てられて、その時は言葉を失ってしまいました。

 

会社を辞める選択肢なんて、私にはなかった

家に帰ってからも、頭の中は消化不良。水に油を落としたみたいに、自分の心に馴染んで来ない。やっとつかんだ正社員という立場。上司や同僚のおかげでここまで来たのに「やってみたら、やっぱり無理でした」なんて絶対に言えない。

それに、この会社を辞めたら、収入はきっと下がってしまう。私の将来はどうなっちゃうんだろう。

自分の中になかった「辞める」という選択肢を、私の心はすぐに受け入れることはできませんでした。

あれから10年。大どんでん返しの人生を送ってわかったこと。

あれから10年。なんだかんだと、すぐには退職できずに2年後に退社。会社に縛られて(というか、自分で縛り付けてた)安定と保証に必死でしがみついていた私は、あることがきっかけで、沖縄の離島、宮古島へリゾートバイトなんぞに出かけていきました。さらに、そのままハマって住み着くという、大どんでん返しのような人生の後半の幕が開きました。

 

今ならよくわかります。先生が言ってくれたことの意味と、私が頑張るほどに、どんどんしんどくなっていた理由が。

 

あの時の私は、上に行こう、前に進もうと頑張ってはいたけれど、目指しているゴールそのものが「行きたくない場所」でしかなかったのです。

要は、頂上に行ったら、お化けや妖怪がいっぱい出てくるのを知っていながら、そこに向かって山道を登っているようなもの。苦労して登りきったその先にあるのは、見たくないものや嫌なことばかり。そりゃぁ、足取りも重くなって当たり前です。

 

 

本来の成長や、キャリアアップの先にあるゴールは「楽しそうな場所」「自分が見たくて仕方がない景色」のはず。多少はキツイ坂道でも、足元が悪い道でも頑張れるのは、「あそこに行きたい!」というワクワクする気持ちがモチベーションにつながるからなんです。

 

20代の頃の私みたいに、真面目だったり、責任感が強いと、「行きたい」という気持ちよりも「行かなくてはいけない」という使命感や強迫観念でゴール設定をしてしまいがち。しかも、辛い時って周りが見えなくなっているので、うまく行かない理由に自分で気づけなくなってしまうんです。

 

本当は好きでもない、得意でもない、ワクワクできない業種なのに「収入がいい」「社会的安定」「ステータス」という看板だけを求めて、つらい山道を重い足取りで登り続けていたから、疲れもたまるし、モチベーションも一向に上がらなかったんです。

毎朝起きると心が重い、1日が早く終わればいい、休日出勤しなきゃいけないのに、途中まで行って買い物して帰ってしまうなんて、心はずっと前から「SOS」を発し続けてくれたのだと思います。

 

ワクワクする未来なら、勝手に足が前に進んでいく

プラス思考、キャリア志向、ポジティブシンキング、自己啓発にコーチング。

努力家は自分に鞭打ってでも前に進もうとするけど、その先にあるものが「ワクワク」「キラキラ」していなかったら、心は全然やる気になってくれません。思考を騙すことはできても、心を騙すことはできないのです。

 

少し話はそれますが、私は去年、夫婦で東京から宮古島に移住しました。

その時の引っ越しがそりゃもう大変で。家具をまとめて、家から港に運び、海を渡り、離島への配送。そんな面倒な作業を請け負ってくれる業者はどこにもいなくて、見つけるだけでも一苦労でした。

さらに、家にあった大量の荷物を梱包し、もう戻れないからと隅々まで掃除。行政手続きも漏れがあってはいけないと気を使い、船に乗る荷物とは別に、自分達は飛行機で移動して数日はホテル滞在をしなければならない。

 

詳しく書くと、この10倍くらいすったもんだがあって大変な引っ越しでしたが、全然苦にならなかったんです。その理由はここまで読んでくれたあなたなら、わかりますよね。

 

一度も立ち止まらずに突っ走れたのは「大好きな宮古島への移住」という、行きたくてたまらないゴールが待っていたからでした。

 

これが、苦手な寒冷地への移住とか、山間部への移住だったら、苦手な私は途中で投げ出していたかもしれません。それくらい、頑張る先にあるもの。「行きたいゴール」の設定は大事なことなんです。

 

あの経験があるからこそ、お客様が今見えていることだけが答えではないと、お伝えできる私がいます。初めはみなさんびっくりされますが、心の中の本音を引き出してあげると、新しい選択肢を受け入れていただけて、その後は人生そのものが輝き出していきます。

 

もし、あなたがいま現在、しんどい心境だとしたら、心を強くしたり、テクニックを学んで、自分に鞭打って前に進むことはあまりお勧めしません。

それよりもまず、自分はどこに向かっているのか、そこは本当に行きたい場所なのかをもう一度、見直してみることから始めてみると新しい発見があるかもしれませんよ。

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