【有料級】炎上覚悟。ビジネスセンスがある人と、ない人
NHK番組【あさイチ】「共感のつらさ 調べてみた」に出演しました。
9/11 (月)NHK番組【あさイチ】「共感のつらさ 調べてみた」に出演!
残酷な話、ビジネスには「センス」が必要です。
私はこれを全く持ち合わせていなくて、起業当時ものすごく苦労しました。
この「センス」ある人と、ない人の見分け方は簡単です。
ビジネスセンスがある人と、ない人
答えはこちらです。
親や親戚に、経営者もしくは、企業の幹部がいるか?
「いる!」と誰かが浮かんだ人、おめでとうございます。起業への夢に向かって自信を持って進んでください。
その時は、身近にいる成功者の声に耳を傾けることをお忘れなく。
いない人には、ものすごく残酷な真実ですよね。
こんな親ガチャみたいな話はしたくないのですが、私が関わってきた経営者、成功者、失敗した人たち
をヒアリングして気づいてしまった真実。
都合が悪いし、反感を買いまくるので、一般でこの話をしている人を聞いたことがありません。
私も本当は、知りたくなかったくらいです。
100%とは言いませんが、80%くらいの影響があるような気がしています。
なぜ、家族や親戚が影響してくるのか?
答えは簡単です。
「どんな会話を聞いて育ってきたか?」
これに尽きるのです。みなさん、日本語を聞いて育ってきましたよね?だから、当たり前のように日本語が話せますよね。
これが英語だったら、英語が話せるわけです。
それと同じで「経営者の会話」を聞いて育ってきたか?がポイントなのです。
信じられないかも知れませんが、経営者のモノの見方、考え方、発想は、従業員のそれとは、全然違います。
サイゼリヤでその差がわかる
あなたは、サイゼリヤに行ったことはありますか?
サイゼリヤで、メニューを開いて何を考えますか?(他のファミレスでもいいです)
「おいしそー!」
「やっすーい!」
こう思うなら、起業はおすすめしません。
「え?これ原価いくら?」
「これで経営成り立つの?」
「1組あたり〇〇円使うとして、〇回転で、人件費が…あ!人件費めっちゃ抑えてる!」
「店舗代が〇〇円でしょ、売上が〇〇円だとして、原価と経費とフランチャイズ代を抜いて…」
これが、経営者の視点です。
これらのどれかひとつでも考えたことがあるなら、起業の準備を始めてもいいかもしれません。
少なくとも、今までご相談いただいた方は全員、この話をしたら「ポカーン」としていました。
五十嵐はセンスゼロ
もちろん、10年前の私も「ポカーン」でした。何を隠そう、我が家はサラリーマンの兼業農家。
食卓では、父が社長の愚痴を言い、母は、会社経営をしている親戚のアラを探す。
こんな「雇われ人、万歳!」的な家庭の会話にどっぷりと浸ってきた私は、経営者目線なんて、1ミクロンも持ち合わせていなかったのです。
それがある時、女性メンターから
「かおるちゃん、独立しなさーーい!」
背中を蹴飛ばされるようにバンジージャンプのように独立を急かされ、独立なんて考えたことがなかった私は、子鹿のように足をプルプルさせ、怖くて、怖くてしかたないまま独立を決意。
海を泳ぐスキルがないのに、起業なんて、経営なんて、事業なんて全く知らないまま、大海に飛び込んでしまったのです。
カウンセリングスキルは長年の経験があったからこそ、セッションで苦労することはありませんでしたが、経営のほうはそりゃー、大変でした。
「セッションができれば幸せ」
これだけは、今も昔も変わっていませんが、好きなことで稼ぐってそんなに生優しいことじゃぁございません。
おかげで私は、安定はしつつも大きく稼げてはいませんからね。価格も良心的すぎて驚かれます笑。
自分の事業だけで生活できるレベルまでのビジネススキルを身につけるにはカウンセリング・心理セラピー・コーチングスキルを身につけるのと同じくらいの時間と労力が必要でした。
おかげで、自社の売上を上げる以前に、他社の通販サイトの売上を25倍にしてしまうほど、実力がつきました。苦笑
大切なことなので、もう一度言います。
好きなことで稼ぐってそんなに生優しいことじゃぁございません。
もし、今お金に困っていて稼ぐために副業・起業を考えているなら、コンビニでバイトすることを強くお勧めします。
お金の不安を抱えながら自分の商品を売ると、相手にそれが伝わって引かれるだけです。そう、お金のために起業しても、お金の不安は膨らんでいきます。
起業は100時間を投資しても、回収できるかはわかりませんが
コンビニなら、お客さんが来ても来なくても100時間ぶん働けば確実に時給をもらえるのです。
起業してから思いましたが、こんなにありがたい話ありませんからね。
友達が起業に成功していたら
お友達が雑貨販売や、キラキラ起業してるからといってやきもち焼いてる場合じゃありませんよ。
売上は?
原価は?
経費は?
集客ルートは?
これを考えるので、精一杯になってください。
呑気に「いいなぁ」なんて思う暇があったら
「どうやって集客しているの?」
「どうやって売上立てているの?」
目の前にあるお手本に、質問しない手はありませんから。
もう、このへんでいやーな気持ちで読んでいる人が多いと思います。
見たくなかった現実を突きつけられた…
夢をぶち壊された…
五十嵐さんのワクワク引き寄せの話はどこに行ったの?
わかっています。
ただでさえ厳しい私が、普段の10倍増で本当のことを言っちゃってますからね。
でも、ほんっとーに多くの人がお金の勉強もせず、ビジネスも知らないまま「なんちゃらコンサルタント」に数十万〜注ぎ込んでいるのが事実です。
もうこれ、どっかの芸人がハマったポンジスキームと同じレベルですよ。
「儲かるから!」
「投資だから!」
この2文字に踊らされて、お金を出す人は貧乏人から抜け出せませんよ。
なんでこんなに熱く語るかと言うと、まぁ、予想できてる人も多いかと思いますが・・・
まさしく私が!さんざん、この手のコンサルにハマったからです。(ネットワークやポンジスキームにははまってません)
自分のビジネスを荒らされて、私らしさを骨抜きにされたこともあります。ちなみに、数十万どころか、数百万単位です。
だからこそあなたには、私と同じ思いはさせたくない。
ビジネスを荒らされても、お客様とセッションへの思いだけは、聖域のように守り抜いたからこそ、最後まであなたの味方でいたいと思っています。
もう一度振り返ってみて
そもそも、どうして「起業」なのか?
お金が欲しいのか?
今すぐ必要ならすぐにでもバイトをした方がいい。
そうじゃないなら・・・
なぜ、お金が欲しいのか?
何のために欲しいのか?
ただの不足感なのか?
それとも「自分らしく生きたいのか?」
今は、自分らしくないのか?
自分らしさって何なのか?
このへんがわかっていないと、
起業しても上手くいかないのは火を見るより明らかです。
お気づきですか?
起業する前に、自分と向き合うことが必要なのです。何度も言いますが、心理学をかじっただけのコンサルの言うことは危険ですからね
自分に対する自信のなさ、お金への漠然とした不安…
これって、起業以前に人生のマインドセットができていないのです。
ハムスターのように、回し車の中でクルクルと同じ場所で走り続けるのを止めるためにも一度、自分と向き合うことから始めて欲しい。
自分軸が整って、自分の価値観が分かれば、起業なのか?勤め人なのか?自分に向いたスタイルだって見えてきます。人によって、状況によって、あるべき選択肢が違うだけですから。
ここで宣伝するつもりはありませんが、起業すれば何とかなるとか思ってるなら一度、人生の流れを変えるマインドセットをして欲しい。
気づけば、起業アドバイスもしちゃってますしね。そう言う人には、めちゃくちゃお得な内容になると思います。
自分の生き方に自信を持つこと。
承認欲求を満たすための自己表現なら、稼ぐとは別の場所でやったほうがいい。
起業やお金や名声よりも、自分にとって大切なものに気づくことが優先です。
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しっかりと準備もしていないのに、目標を語る資格はない。
イチロー
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ここで終わりじゃない
どうです?厳しかった?
これを読んだお客様が「落ち込みました…」という声が聞こえてきました。汗
「私ってセンスあるんでしょうか?」「私はセンスないですよね…」
いろいろな質問もきましたが、シンプルに今、稼げていれば「センスあり!」ですし、現役の頃にしっかり結果を出していた人も「センスあり!」です。
なぜ、こんな厳しい話をしたかというと、私が聞きたかったのは
こんな話を聞いても、あなたは起業したいですか?
ということ。その事業を本当にやりたいのか?こんな話じゃ簡単に挫けないくらい、その仕事をやりたいか?という本気度が知りたかったのです。
ビジネスも、数字もわからないけど、私はこれがやりたい!
そう思えるなら、これからガッツリ学べばいいのですよ。知識は逃げませんから。
起業したら、ライバルは世の中の社長です。そんな手強い競争相手と戦っていくなら、これくらいの本気度と心構えが必要なのです。
どうか、あなたには私と同じ苦労や失敗、足踏みをして欲しくない。
だからこそ、今回は心を鬼にして書かせていただきました。
余談:成功者の本音
世界も、日本も、ビジネスで成功したおじさまたちを想像してみてください。
「ワクワクするから、起業しよう!」
なんて思った人は、ほとんどいないと思います。
ここ数年は、経営者の集まりにも参加するようになりましたが、ほとんどの成功者たちは、「儲かるビジネスは何か?」ここからスタートします。
創業者の企業理念なんかを読むと「世の中の役に立ちたい!」「人々の幸せのために!」ということがきっかけだったと書いてありますが、ほぼあんなの後付けです。
そういったほうが、かっこいいから。ハクがつくから、思い出してそれっぽいことを書いただけです。
起業をするなら、裏まで見抜く力が必要です。
起業=経営者は、雇われる側の苦労も喜びも10倍です。
あなたは、どちらが幸せでしょうか。