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【HSP】良いことと悪いことが同時に起こるのはなぜ?|心がラクになる考え方

  
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【HSP】良いことと悪いことが同時に起こるのはなぜ?|心がラクになる考え...

こんにちは、HSP心理カウンセラーの五十嵐かおるです。

「やっと幸せになれたと思ったのに…」

「いいことがあると、必ず悪いことが起こる気がする」

そんなふうに感じたことはありませんか?

ある女性のご相談をご紹介します。

「旅行は最高だったのに、帰り道で彼から距離を置かれました…」

——これは、良いことと悪いことが同時に起こったように感じたエピソードの一例です。

楽しかったはずの旅行が、苦い記憶になった理由

この女性は、大好きな彼と念願の旅行に行きました。

下調べも完璧で、今までで一番楽しい旅だったといいます。

「彼といると幸せ」

そう感じた矢先——

帰り際に彼から「少し距離を置きたい」と言われたのです。

突然の言葉に彼女はショックを受け、

「旅行がうまくいきすぎた反動かも…」と自分を責めてしまいました。

なぜ「良いことと悪いことが同時に起こる」と感じるのか?

多くの人が、こんなふうに思ってしまいます。

・幸せになるとバチが当たる気がする

・私には良いことなんて起きちゃいけなかった

・喜ぶとその後が怖い

でも本当に、いいことのあとに悪いことが起きる因果関係があるのでしょうか?

実は「まったく別の出来事」を結びつけているだけ

脳は、強い感情を伴う出来事を1つのパッケージとして記憶しがちです。

たとえば…

・旅行が楽しかった(ポジティブ)

・別れ話が出た(ネガティブ)

この2つは本来別々の出来事ですが、

私たちは無意識に「楽しかったから、悪いことが起きた」と結びつけてしまいます。

でも、実際はこうかもしれません。

・楽しい旅行 → あなたの頑張りによる成功体験

・距離を置く話 → 彼の事情やタイミングの問題

たまたま同時に起きただけで、原因と結果ではないんです。

良いことと悪いことが同時に起きたときの心の整え方

気持ちが揺れるのは当然です。

でも、こんなふうに整理してみてください。

・今回の旅行では、自分が計画して実行できた

・今まで築けなかった深い関係を、初めて経験できた

それって、確実な成長だと思いませんか?

悲しい出来事があったとしても、

あなたのバージョンアップまで“悪い記憶”にしなくていいのです。

「良いことのあとに悪いことが起こる」はジンクスかも

「幸せになると不安になる」

「期待すると裏切られる気がする」

そんな思考にとらわれる人は少なくありません。

でもこれは、過去の傷を繰り返さないために

自分を守ろうとする“防衛本能”でもあるのです。

ただし、そのジンクスが「生きづらさ」につながっているなら、

少しずつ手放していく必要があります。

繊細なあなたへ|HSPさんは「セット思考」に要注意

・ささいな一言に心が乱れる

・相手の態度や空気にすぐ反応してしまう

・LINEの返信が遅いだけで不安になる

こういった傾向があるなら、あなたは**HSP(繊細な気質)**かもしれません。

HSPの方は感情の振れ幅が大きいため、

「いいことと悪いことはセット」と感じやすいのです。

【まとめ】あなたが間違っているわけじゃない

たとえ良いことの直後に嫌なことがあっても、

それはあなたが悪いから起きたのではありません

・良い出来事は、あなたの努力や運がもたらした成果

・悲しい出来事は、たまたま同じ時期に起きただけ

感情に引っ張られて、全体を「悪い思い出」にしないでください。

そして、こんなふうに思ってみては?

「いいことのあとには、もっといいことが待っているかもしれない」

そんな新しいジンクスなら、きっとあなたの心を自由にしてくれます。

この記事は「良いことと悪いことが同時に起こる」「幸せの後が怖い」などの悩みを抱えるHSPさんに向けて書いています。

もし心がラクになるヒントがあれば、シェアしていただけたら嬉しいです。